子育て世代の住まいづくり、リスクの少ない住宅ローン、生命保険の見直し、不動産取得時の税金を知ることで、あなたの幸せな 住まい生活 を手に入れてください。

住まい生活.com > 住まいづくり成功の秘訣 > CO2削減住宅 コスト高が壁/消費者の予算の低下がネック

住まいづくり成功の秘訣

CO2削減住宅 コスト高が壁/消費者の予算の低下がネック






CO2削減対策に賛成しない方はいません。
しかし、現実にはなかなか難しい問題が立ちはだかっています。
それは、コスト面です。

省エネ性能に優れ、自然エネルギーを導入した住宅はCO2削減効果が高いことは、
皆さんよくご承知されていますが、この環境対策にかかる投資分の回収には長い時間が
かかるのが現実です。

今、原油の高騰により、住宅も例外ではありません。
資材価格や建築費の高騰によって住宅価格も上昇しています。

建築予算をできるだけ抑えようとしている消費者に、さらなるコストアップを納得してもらうのは
容易ではありません。


積水化学工業は、1998年から太陽光発電システムを一戸建て住宅に積極的に提案しています。
2007年度末までの累計搭載数は新築とリフォームとの合計で業界トップの6万棟にのぼります。

しかし、増加曲線を描いてきた新築住宅の太陽光発電システム搭載率は、2006年度の51%
から2007年度は43%に下がり、曲がり角を迎えています。



積水ハウスも2007年度の太陽光発電システムの設置容量は、2006年度と比べて22%も
減っています。
設置率が180%伸びた2006年度とは状況が一変しています。



背景にあるのは消費者の建築予算の低下です。
太陽光システム設置を支えた国の補助金が2005年度で打ち切られたことと、消費者の住宅取得環境は悪化したことです。

以前は、太陽光発電システムと床下蓄熱暖房システムを並行して設置する消費者が多かったのですが、最近は、予算を限っているため、太陽光発電か床下蓄熱暖房システムかどちらか一方で我慢することが多く、結果的に床下蓄熱暖房に多くの方が流れてしまったようです。



積水化学が太陽光発電5万棟を達成した2006年7月時点で算出した累計の
CO2削減量は約10万トン。
「27万人が1年間に吐き出すCO2に相当し、その発電量は四国1カ月分の
動力電力量に匹敵する」 といっています。


太陽光発電システムの搭載にかかる費用は、一戸建て住宅で約200万〜300万円です。
確かに、
この投資分の回収には長い時間がかかるのが現実ですが、環境性能に優れた住宅の
売れ行きの鈍化は、温暖化対策のカギを握る家庭部門のCO2排出削減を後退させてしまう
結果になってしまいます。



温暖化対策は、住宅・不動産業界の企業努力が必要なのはもちろんですが、
今国会での成立が危ぶまれている 「長期優良住宅促進法」も含めて
行政の誘導と後押しが必要不可欠となっています。



住まい生活Topへ