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住まいづくり成功の秘訣

欠陥住宅を予防する知恵





欠陥住宅は、残念なことですが、なかなか減りません。

200041日に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」
(以下、「品確法」)が施行されました。

これにより、社会問題化していた悪質な業者による欠陥住宅は、減っています。
その代わりに、目立ってきたのが施工ミスによる欠陥住宅です。

住宅会社のなかには、差別化戦略で新工法を導入する業者もいます。
なので、住宅建築に新しい工法や技術が次々と登場してきます。

しかし、施工例が少ないと、現場では、その技術どおりに施工することが
困難な場合が出てきます。

このことが、ミスの原因になるのです。

つまり、悪意でやったわけではないのです。
だけれど、欠陥が起きてしまった、という施工ミスです。


なにも、新工法・新技術に限った話ではありません。

知識がなかったり、経験が不足していたりで、ミスが出てきます。
もちろん、ベテランのうっかりミスもあります。


このミスを減らすために、住宅会社や第三者機関の検査、
あるいは、建築士による工事監理などがあります。

しかし、チェックをしたからといって、万全とは言えません。

住宅会社の現場監督は、施工ミスを見つけるのが仕事の一部です。
特に、完成引渡し前は念を入れて確認するのですが、
それでも確認ミスがあります。


第三者機関の検査制度はどうでしょう?

品確法により、住宅性能表示制度が創設されました。
この制度は、第三者機関が住宅性能を評価するというもの。

具体的には第三者機関の「検査員」が、工事途中で何回か検査します。

しかし、この検査員がチェックできるのは、
全部ではありません。

限られた時間の中で、全部のチェックは物理的に無理です。
結局、何箇所かをチェックシートに基づいて、検査して終わりです。

すると、検査に引っかからなかった部分に、もしもミスがあったなら、
検査では見つけられませんね。

これが、検査の弱点と言っていいかも知れません。

といって、全部をチェックするのは現実的ではありません。
全部を検査するとしたら、建設工事はストップしてしまいます。
検査員の手間も考えたら、検査のコストは多額になります。

こんな表には出てこない隠れた事情があるので、
検査員が検査したから大丈夫、とは言い切れないのです。


では、施工ミスをなくし、欠陥住宅を予防するには、
一体、どうすれば良いのでしょうか?


家はなんといっても寿命が一番大切です。
家を長く持たせるには、見えない部分にこだわることが大事です。

この見えない部分についての知識を深めておくことが、
施工ミスを減らすポイントになります。

これが、欠陥住宅をつくらせないための秘策です。


たとえば、あなたが何気なく、次のように言ったとします。

「教えてほしいんですが、基礎コンクリートの水分比水セメント比) って、
どのレベルがいいんですか? 水分が多いと、コンクリートの強度が
落ちますよね。」


水セメント比

普通に暮らしている限りまず耳にすることは無い単語だと思います。
聞きなれない単語ですが水セメント比はコンクリートにとって非常に重要な要素の一つです。

簡単に説明すると水セメント比は『コンクリートを作る時の水とセメントの割合のことです。』
建築用コンクリートでは水セメント比は5065%のものが使用されます。
住宅金融公庫では水セメント比の最大値を、普通コンクリートの場合が65%と定めています。

この水セメント比の値が高い (コンクリートに混ぜる水の量が多い) と流動性も高まり
施工しやすくなる反面 、コンクリートの強度が落ちてしまいます。
逆に水セメント比の値が低いとコンクリートの強度は高くなります。)


すると、住宅会社の担当者は、
「基礎について、施主さんは、けっこう勉強しているな」
という印象を持ちます。

このように、一芸に秀でる、というのでしょうか、
家の構造や基礎、工法、屋根などの知識のうち、
少なくともひとつをよく知っていれば、
相手に対して、いい意味でのプレッシャーになります。

そして、これが、欠陥住宅を予防する手立てになるのです。



その逆に、もしも担当者に、
「この施主さんは、家のことについて何も勉強していない。」
と思われたら、どうなるでしょう?

業者に緊張感がなくなります。
また、施主の家づくりに対する情熱ややる気が疑われます。

もちろん、知識をもっておくことが必要とはいっても、
素人が専門家にかなうわけはありません。

しかし、専門用語が少しでも通じる施主ならば、
現場の担当者も、施主の情熱や心意気を感じます。


現場に出かけて行って、あなたの目でチェックすることも大切です。

施主の顔が見えるか、見えないかで、
職人のやる気が違ってくる−それが人情なんです。


家の建築の主人公は、あなたです。
担当者、棟梁、大工は、あなたを中心としたチームです。

そして、主人公のあなたが積極的に家づくりに関わっていけば、
自ずと施工ミスがなくなるのです。



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