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地震に強い住まいづくり地震に強い? 昔の木造住宅
古い木造住宅は地震に弱いと考えられてきましたが、2007年7月の新潟県中越沖地震などで、この昔の工法は地震に強いことが確認されました。
ただ、その工法の持ち味を考慮せずに増築や耐震補強をすれば、逆に地震に弱い建物になる
ということが分かったそうです。
現在、大手ハウスメーカーや住宅会社などが建設している住宅では、主に「木造軸組工法」が
採用されています。
特徴としては
・鉄筋コンクリート基礎の上にアンカーボルトで土台を緊結する。
・柱と梁などの横架材との接合部を構造金物で補強する。
・耐力壁に筋交いや耐力面材を使用する。
それに対し、神社仏閣などの日本古来の木造建築は 「伝統工法」 とよばれ
・柱を直接、礎石にのせる。
・柱と横架材との接合部はホゾとホゾ穴で接合し、構造金物では補強しない。
・壁は土塗り壁で耐力面材は入れない。
以上のような特徴があります。
この 「伝統工法」 の耐震性は、今年7月の中越沖地震でも実証されました。
京都大学防災研究所の鈴木教授らのグループが、被災地で現地調査をした結果、築105年の
木造民家の被害は土壁に亀裂が入り、漆喰がはがれた程度で修復可能だったそうです。
しかし、伝統工法の建物でも、湿気やシロアリ被害で接合部が傷むと、本来の耐震性が発揮
できなくなり、倒壊した建物が多数あったそうです。
また、伝統工法の建物を現在の木造軸組工法で増築したり、補強すると、かえって耐震性が
低下することが分かってきました。
鈴木教授は 「伝統工法の建物を耐震補強するときは、現在の補強方法でせず、柔らかくしなる
伝統工法の良さを損なわない配慮が必要」 と提言しています。